言語・文化専攻
各演習の担当教員とゼミナールの概要、令和4年度卒業生の卒業論文のタイトルです。
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担当教員:大賀 郁夫 (専門:歴史学)
歴史学演習
ゼミナール概要
歴史学は現在に伝えられた歴史史料を精査・解読して過去を復元していく学問です。地元宮崎に残された歴史史料を対象に、江戸時代の宮崎とそこに生きた人々について考察していきます。ゼミでは文献の精読とともに、史料の読み方・解釈の方法などを習得します。
卒業論文タイトル
- 延岡藩の福祉政策―奇特者書出から探る―
担当教員:福田 稔 (専門:英語学)
英語学演習
ゼミナール概要
英語のなぜを解き明かすのが英語学の目標です。それには、英語の仕組みを理解し、英語の歴史を知り、そして英語の実態を調べることが必要になります。卒業論文を英語で書くための基礎訓練を行いながら、新たな発見に挑んでいます。
卒業論文タイトル
- A Study of Good and Well in English
- A Study of Conversion Prefixes in English
- A Study of Uncountable Nouns in English
- A Study of Concessive Subordinators in English
- A Study of Complex Prepositions in English
- A Study of Phrasal Verbs in English
担当教員:田宮 昌子 (専門:中国文化論)
中国文化論演習
ゼミナール概要
単に中国文化について知識を増やすのではなく「文化とは何か」を考え、異文化への向き合い方を学びます。文献の読み方・発表の仕方など技術面の訓練と共に、生涯にわたる関心の獲得をも目指します。留学生や市民との交流を行うサークルとも連動しています。
卒業論文タイトル(これまでの代表的なもの)
〈中国の社会と文化〉
- 中国紅:色彩から紐解く中国文化
- 中国の楽園思想:「桃花源記」を入り口として
- 中国人の死生観:その伝統的基盤と現在
- 中国伝統医学から見る人生100年時代
〈日中文化比較〉
- 中国都城理念の起源と伝播:伝播の諸形態に見る日本の特徴
- 「書法」はいかにして「書道」になったか:書の美的要素と日中の美意識の違いを探る
- モダンガールの登場と「伝統衣装」の成立:近現代女性の服飾変化に関する日中比較研究
- 日本人と中国人はなぜ「違う」のか:「家」に現れる社会構成原理の日中比較
- 日中摩擦の心理学:日中ビジネス交流円滑化への処方箋
担当教員:李 善愛 (専門:文化人類学)
文化人類学演習
ゼミナール概要
本ゼミでは、異文化理解をとおして自文化の当たり前や常識を問い直すことで、自文化理解や人間について考えるため、文化人類学的知識や理論について理解を深め、各自の研究テーマと関連する現地調査から得た資料から民族誌を書き上げます。
卒業論文タイトル
- 日韓における新型コロナウイルス流行後の化粧行動について
- カフェと喫茶店利用からみるサードプレイスと嗜好品の密接性
- 在日ムスリムの食への生活戦略から異文化適応研究の再検討
- ビジュアルから見るK-POPの魅力
- デンマーク文化ヒュッゲとは何か。
Intercultural Communication演習
ゼミナール概要
異文化間コミュニケーションに関する幅広いトピックを研究します。学生は、メディア、ディープカルチャー、日常生活、教育心理学に関する様々なデータ収集法に取組み、自主性、自信、コミュニケーション能力、コンピュータースキル、言語能力を身につけます。
卒業論文タイトル
- Investigating Japanese and American Companies’ Marketing on Twitter
- Good and Evil in Christianity, Hindu, and Buddhism from Fantasy Movie
- Investigating Attitudes towards “Genderless Fashion” among Young People
- Comparing Part-time Jobs in Japan and Canada
- Comparing Women’s Access to Education between Japan and America
担当教員:モーク・カタリーナ(専門:第二言語習得)
英語指導法演習
CLIL「内容言語統合型学習」を中心に
ゼミナール概要
内容言語統合型学習とは、学習者の母国語ではない言語を使って教科を教える方法論です。この「ゼミ」では、言語学、言語教育の理論と実践、リベラルアーツの他の教科の内容をミックスして、すべて英語を通して学びます。
卒業論文タイトル
- 令和6年度より開講
担当教員:宮内 なぎさ (専門:英語教育学)
英語教育学演習
ゼミナール概要
未来の英語教師(中・高)育成のゼミです。3年時は英語教育関係の英語文献1冊を講読、日本語・英語の両方で内容に関してプレゼンを行います。卒業論文も英語で執筆します。将来現場で活用できる「授業スキル」と「英語力」を修得してほしいと思います。
卒業論文タイトル
- 令和5年度より開講
担当教員:楠田 剛士 (専門:日本近現代文学)
日本文学演習
ゼミナール概要
日本の近現代文学を取り上げて、物語の文脈に即して表現を細かく読む力、関連する資料を調べたり用いたりして深く読む力、社会や文化の問題へ視野を広げていく力を養います。宮崎ゆかりの文学を読んだり、作品の舞台を歩いたりもします。
卒業論文タイトル
- 町屋良平『愛が嫌い』における暴力と愛
- 青崎有吾『ノッキンオン・ロックドドア』に見る《新本格》の多面性
- 小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』における身体的特徴とチェス
- 東野圭吾『容疑者χの献身』から見る献身的な愛の様相
- 住野よる『よるのばけもの』にみる10代の姿
- 山田悠介『アバター』と美醜
- 森見登美彦が描く太陽の塔
- 上橋菜穂子『狐笛のかなた」論
- 浅田次郎『椿山課長の七日間』における家族愛と場面表現
担当教員:寺町 晋哉 (専門:教師教育学)
教育学演習
ゼミナール概要
教育や学校には私たちが「当たり前」と思っているだけで、実際には「当たり前」ではないことが数多くあります。「教育学ゼミ」では、この「当たり前」を問い直し、多角的に社会や教育を捉える視点を身につけていくことを目指しています。
卒業論文タイトル
- 困難さを抱える子ども達に学校や教師は何ができるのか
- 宮崎で生きるラッパー 私たちにとって父子世帯とは何か
- 学校で家族を扱うときにどのような配慮をすべきか
- どうすれば学級における同調の否定的側面を抑止できるか
- 母子世帯の教育達成のために必要なこと
- 旧姓への愛着はどこからくるのか
- 生徒の人間関係に対する教師の認識の範囲
- 「もう貧乏でいたくない」子どもの大学進学
- ダイバーシティ推進が見落とす問題
- 教員の資質・能力を育成する方法とその課題
担当教員:村上 幸大郎 (専門:英米文学)
英米文学演習
ゼミナール概要
主に19~20世紀に書かれた長篇小説を英語で精読しています。歴史的・文化的背景に気を配りながら一文一文の表現を細かく分析して、登場人物の心情や作品の主題について議論を深めています。同時に英語論文の読み方・書き方についても指導しています。
卒業論文タイトル
- A Study of What’s Eating Gilbert Grape
- A Study of The Bluest Eye
- The Study of Anne of Green Gables
- A Study of Gulliver’s Travels
- A Study of The Picture of Dorian Gray
- A Study of Animal Farm
- A Study of The Door into Summer
- A Study of The Turn of the Screw